森下真樹×石川直樹
みちのちのダンススケープ
茅野×ヒマラヤ 『踊る極致、登る極地』
2022年、御柱祭や八ヶ岳縦走登山を体験し、地域とダンスでつながってきた森下真樹さん(振付家/ダンサー)。同じ時、ヒマラヤとカラコルムにある8,000m峰の連続遠征に挑んでいた石川直樹さん(写真家)。違う場所で、同じ時を過ごしてきた二人それぞれの軌跡を、写真・映像とともにトークやパフォーマンスで辿ります。
●みちのちのダンススケープとは・・・
ユニークな発想のコンテンポラリーダンス作品を様々な場所で生み出してきた森下真樹さんと、世界の津々浦々を冒険しながら写真を撮り、人類学的な目線で地域文化を見つめてきた石川直樹さんが「みちのちの=知られざる茅野」をテーマに、茅野・諏訪地域に滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス)する「みちのちのダンススケープ」。出会う人々との交流を深め、ダンスと写真・映像、地域の様々な文化・歴史や自然が交錯する、新たな作品創造を複数年にわたって試みています。
2023.2.23(木祝)14:00start
茅野市民館マルチホール
〈全席自由〉500円
お問合せ:茅野市民館(長野県茅野市塚原一丁目1番1号)TEL 0266-82-8222 FAX 0266-82-8223
主催:茅野市民館指定管理者 株式会社地域文化創造
共催:信州アーツカウンシル(一般財団法人長野県文化振興事業団)、長野県

助成:一般財団法人地域創

《終了しました!》
3年間プロジェクトの2年目の中間発表が無事に終わりましたことをご報告いたします。全国よりお越しいただいた方々へ御礼申し上げます!たくさんのお力で成り立つこのプロジェクトが、ますますどんどん多くの人たちを繋いでいっている実感があり、この先どうなっちゃうんだろうか…という未知のワクワク感があります。
「足でカラダでその地を掴んで知っていく」というようなことを石川さんがよく言っているだけあって、カラダを存分に使ってこの地を掴みたいと、こんなに進んでカラダを張っているプロジェクトは私のこれまでにはたぶんありません。
7年に一度の御柱祭では、命をかけて御柱を建てる氏子さんの姿が意気揚々と勇ましく、多くの人に見守られながらまるで人生一番のハイライトと言っていいような誇らしげな表情。高揚感に溢れ、生きる力を感じました。そう、このお祭りは生きていることを実感するためにあるのだろうか。
そして、私の、死と隣り合わせの八ヶ岳縦走や、石川さんの8500mヒマラヤ遠征の話からも「生まれ変わる感覚」という言葉が出てきたし、「とっておきダンサーズ」(今回出演いただいたワークショップ参加者)からも「生きているよろこびを実感」という言葉も出て、なんか、言葉にするとアレなんだけど、まさに「生きている実感」という言葉がハマった。
そしてコロナ禍で思うように対面でのワークショップができなかったけど、オンラインワークショップがやれたことで、その次の発想へと繋ぐことができた。同じ時間、違う場所で(森下は山のテッペンで)一緒に踊ることができ、人とのいろいろな繋がり方があることも体験できた。
念願の吉川さんちの満開の蓮ばたけで踊ることもできたし、人生1番の日焼けもした。(いまだに残っている)
御柱祭で御柱を曳行するときの「さぁ、曳くぞ!」と結束力と勢いを持たせるための「木遣り(きやり)」(かけ声のような、歌のような、とにかくかっこいい!)があって、木遣り師の田島さんとの出逢いのおかげで、田島さんの木遣りで今回踊らせてもらうことが叶った。
藤森照信さんとも12年前に「空飛ぶ泥舟」でパフォーマンスをさせていただいて以来の再会。
オリンピックの時にはパビリオントウキョウ 藤森照信茶室「五庵」に入るチャンスがなかったけど、ここ茅野に戻ってきた「五庵」に入ることができた。しかも藤森先生ガイド付きで。
行きたいところにただ訪れただけでなく、そこで出逢った人たちと面白く繋がることができたことも大きな収穫であります。いくつもの人生初の体験をこの地でさせてもらっています。とても面白く人と繋がれた充実の2年間でした。なんかうまくまとまりませんし、体験してきたことのほんの一部しか報告できていませんが、本当にありがとうございました!
面白く繋がってくださった方々、共演者の”とっておきダンサーズ”、茅野市民館の皆さん、NAGANO ORGANIC AIRの皆さん、信州アーツカウンシルの皆さん、スペシャルサンクスの皆さん、助成してくださっている地域創造さん、そして石川直樹さん、ありがとうございます!来年度もどうぞよろしくお願いいたします!